毛根と毛細血管の関係を、まずイメージしてください。

毛根(正確には毛包)の一番下には
**毛乳頭(もうにゅうとう)**という“司令塔”があります。

この毛乳頭に、毛細血管が絡みつくように存在しています。

たとえるなら

  • 毛細血管=水道管
  • 毛乳頭=植物の根
  • 毛髪=植物の茎や葉

という関係です。


Q1. 毛細血管は「外れたり」「消滅」するのか?

▶「外れる」という表現について

物理的にポロッと外れることは ありません

ただし、
血管が細くなる/血流が止まる/信号が届かなくなる
という状態は起こります。

これを専門的には

  • 血管退縮
  • 微小循環障害
  • 毛乳頭の機能低下

と呼びます。


▶「消滅」するのか?

完全に消えるケースは稀ですが、
長期間ダメージが続くと、

  • ほぼ機能しない
  • 栄養が届かない
  • 毛を作る指令が出ない

=**事実上“枯れた状態”**になります。

これが

  • 細毛
  • 産毛化
  • 生えなくなったように見える

正体です。


Q2. なぜ毛細血管が弱るのか?

主な原因は次の通りです。

① 血流不足

  • 頭皮の硬さ
  • 運動不足
  • 冷え
  • 喫煙

② 炎症・酸化

  • 皮脂の酸化
  • 紫外線
  • 強すぎる薬剤
  • 慢性的な頭皮トラブル

③ 加齢・ホルモン変化

  • 男性ホルモンの影響
  • 成長因子の減少

Q3. 毛細血管は「回復」するのか?

▶ 答えは YES(条件付き)

ポイントは
**「血管そのもの」より「環境」**です。


回復が期待できるケース

✔ 毛穴がまだ存在している
✔ 完全にツルツルではない
✔ 産毛・細毛が残っている

この場合、

  • 血流改善
  • 炎症の鎮静
  • 成長因子の補給

により
**毛細血管の再活性化・再形成(血管新生)**が起こり得ます。


回復が難しいケース

✖ 長期間放置
✖ 毛穴が閉じている
✖ 硬く光っている頭皮

この段階では
「時間も方法も、より高度なアプローチ」が必要になります。


一番伝えたい本質

髪が減る=毛が死んだ、ではありません。

多くの場合は
👉 **“育てる環境が止まっているだけ”**です。

  • 血が届かない
  • 指令が出ない
  • 栄養が使われていない

この状態を
正しい方向で再起動できるかどうか
それが、結果の分かれ道になります。


まとめ(超重要)

  • 毛細血管は外れない
  • しかし機能停止は起こる
  • 条件が整えば回復は可能
  • 早期ほど、回復率は高い